派遣社員の平均年収はいくらなの…?
派遣社員の平均年収はいくらなのか気になっている方はいませんか?現在派遣の仕事を探している方でこのような疑問をお持ちの方は少なくないでしょう。
またせっかく働くのであれば、できるだけ給料の高い仕事が良いと思う方も、多いのではないでしょうか?この記事では派遣社員の年収と時給の高い仕事について紹介をしていきます。
現在、派遣の仕事を探しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
派遣の平均年収について
株式会社リクルートジョブズの「派遣スタッフ募集時平均時給調査」によると派遣社員の平均時給は1,678円といわれています。(※三大都市圏の派遣平均時給)
この調査内容をもとに平均年収を算出してみると、派遣社員の平均年収は以下のような推測となります。
項目 | 概要 |
---|---|
時給 | 1,678円 |
稼働日数 | 20日 |
労働時間/日 | 8H |
残業時間/月 | 20H |
月収 | 31万430円 |
年収(月収×12カ月) | 372万5,160円 |
正社員との年収の比較
次に紹介していきたいのが正社員と派遣社員の年収の差についてです。派遣社員は年齢や勤続年数に関係なく給料は一定のままですが、正社員は年齢や勤続年数に比例して給料が高くなります。
年代 | 正社員 | 派遣社員 | 正社員との差 |
---|---|---|---|
20代 | 341万円 | 372万円 | +31万円 |
30代 | 437万円 | 372万円 | -65万円 |
40代 | 502万円 | 372万円 | -130万円 |
50代以上 | 613万円 | 372万円 | -241万円 |
前述で紹介したように派遣社員の平均年収は推定372万円と仮定ができます。20代までは派遣社員のほうが稼げるように見えますが30代以降は正社員と年収の格差が徐々に拡大していき、50代以降になると約240万円ほどの差が生まれてしまいます。
またSNS上で派遣社員として働くことに関して次のような投稿もありました。
たしかに派遣社員として働くことは長い目でみたら正社員と比較するとデメリットになる部分も多いかもしれません。もちろん個人の考え方にもよるので全てがデメリットになるという訳ではありませんが、将来的なキャリアを考えるのであれば、何かしら明確な目標を持って働くのが良いでしょう。
派遣で働くメリット・デメリットについて

では、派遣で働くメリット・デメリットを紹介していきましょう!
派遣で働くデメリットについて
派遣で働いた場合に5つのデメリットが挙げられます。
①収入が安定しない
派遣は正社員とは異なり基本的に時給で働く雇用形態です。そのため1カ月に働いた時間がそのまま給料に反映されます。
万が一、病気やケガで仕事を休んでしまったり、祝日や長期休暇で派遣先自体が休みで働くことができなければ、その分毎月の給料が減ってしまいます。
つまり毎月の給料が一定ではないので年間を通して、安定した月収を稼ぐことが正社員に比べて難しいです。
②雇用が安定しない
派遣社員は2~3カ月毎の雇用契約で契約更新をしながら働くので雇用が安定しにくいです。万が一、経済状況の変化で派遣先の業績が悪化するようなことがあれば真っ先に仕事を失うリスクがあります。
また労働者派遣法で同一の派遣先の同一部署で3年を越えて働くことができないので、同じ勤務先で長期的に働くことが難しいです。
③社会的地位が低い
派遣社員は雇用や収入が不安定なのでローンの審査などで厳しくみられる可能性があります。それ以外にも結婚相手の両親に派遣社員であることを理由に結婚を反対されてしまったりすることもあるようです。安定した職でないということで、社会から信用を獲得するのが難しいデメリットがあります。
④ボーナスがない
正社員であればボーナスがありますが派遣社員は時給で働くのでボーナスがありません。ボーナス支給日に下を向いている派遣社員の方は多いと思います。
⑤将来のライフプラン設計が難しい
派遣社員は契約更新を繰り返し働くことになるので同じ職場で何十年も働くことができません。つまり職場を転々とすることになります。またローンの審査なども厳しくマイホームの購入なども正社員と比較してハードルが高いので、将来のライフプラン設計が難しいです。
それでも派遣で働くメリットについて
派遣社員は雇用が安定しないというデメリットは、誰でも分かると思います。それでも派遣で働くメリットはあるのでしょうか?派遣で働く5つのメリットを挙げてみます。
①仕事を選べる
派遣社員の仕事は限定されているので、極端な話しやりたくない仕事はやらなくて良いのです。(雇用契約書に記載の業務以外はやらなくても良い)正社員であれば、嫌な仕事でも責任があるので当然やりますが、派遣社員は仕事を選ぶことができます。
②様々な派遣先で様々な経験ができる
派遣社員は同じ派遣先の同一部署で3年を越えて働くことができないので、雇用が不安定であることをポジティブに考えれば色々な派遣先で勤務することが可能です。
正社員であれば定年まで数社程度の仕事しか経験をすることができませんが、派遣社員であれば契約期間満了の度に別の派遣先に異動できるので、何十社も経験することができます。
③プライベートを優先できる
派遣社員は繁忙期以外は基本的に残業が少ないので、プライベートの時間が確保しやすいです。また派遣社員の残業は任意なので、定時で帰りたいのであれば帰っても問題ありません。
派遣社員は正社員と比べて、プライベートの時間が充実しやすいといえるでしょう。
④未経験でもできる仕事が多い
派遣の仕事は未経験でもできる仕事が多く採用のハードルが低いため、仕事が見つかりやすいです。正社員就職では経験が必要になってくる場合に、一時的に派遣の仕事で経験を積んでから希望の仕事に転職をすることもできます。
⑤大手企業で正社員になれる可能性がある
派遣社員としてよく見られるケースが派遣先に正社員登用されることです。学生時代の就活では絶対に採用されない大企業であっても仕事で評価されれば正社員になることができます。
年収別におすすめの仕事を紹介
派遣の仕事はスキルの専門性が高くなればなるほど時給が高くなる傾向にあります。また深夜帯の仕事も稼げる仕事の1つとして聞いたことがあるという人も多いですよね。
スキルと時給の関係性のイメージはざっくりと下記の図のような形で表現をすることができます。


ここでは年収別におすすめの仕事を紹介していきたいと思います。仕事を探すうえで参考にしてみてくださいね!



年収の算出根拠は下記の情報を仮定しています!
- 出勤日数:20日
- 1日の所定労働時間:8時間
- 残業時間/月:20時間
それではご覧ください!
年収350万円の派遣の仕事について
派遣の仕事で年収350万円を稼ぐには、時給1,576円以上の仕事でなくてはいけません。派遣で年収350万円以上を希望される方におすすめの仕事は下記の通りです。
■スキルに自信がない方におすすめ
- 工場(期間工)
- 介護関連
■デスクワークを希望している方におすすめ
- 事務
- 通訳
- 経理
- 人事
- 広報/宣伝
- 秘書
- 営業/営業企画/販売
■ITスキルを身に付けたい方
- OAインストラクター
- CADオペレーター/設計
- 編集/制作/校正
- DTPオペレーター



比較的未経験でも採用されやすいのが特徴的です。
年収400万円の派遣のお仕事について
派遣の仕事で年収400万円を稼ぐには、時給1,801円以上の仕事でなくてはいけません。年収400万円以上を稼ぐには、徐々に専門スキルを要求されてくるので選べる仕事も少なくなってきます。派遣で年収400万円以上を希望される方には下記の仕事がおすすめです。
■未経験でも働くことができる仕事
- 工場(期間工)
- エンジニア/プログラマー(ヘルプデスク/SES)
■ある程度の経験と専門性が必要になる仕事
- エンジニア(ユーザーサポート/テスト、評価)
- WEB関連



期間工であれば入社特典や満了慰労金などがあるので初年度から年収400万円以上も珍しくありません!また派遣会社が提供してくれる寮に無料で住むことができるのでお金が貯まりやすいのが特徴的です。
年収500万以上の派遣のお仕事について
派遣で年収500万円以上稼ぐには、時給2,252円以上の仕事でないといけません。派遣で年収500万円以上稼ぐためには、専門性が要求される仕事になります。そのため未経験の方にはハードルが高く、経験者に限定されてしまいます。派遣で年収500万円以上の仕事は下記になります。
■IT技術系の専門職
- システムエンジニア
- プログラマー
- ネットワークエンジニア
- 運用管理
- 設計(電子、機械、建築)
■デスクワーク系の専門職
- 法務
- 財務



法務や財務はそもそも未経験で応募できる仕事ではないので、未経験から年収500万円以上を目指すのであればエンジニア系のお仕事で経験を積むのがおすすめです。
派遣の仕事を探している方におすすめの派遣会社をピックアップ!



派遣会社って数が多すぎて正直どこが良いのかサッパリ…。
工場で働きたいんだけど、おすすめの派遣会社はありますか?



工場で働きたいというのが明確であれば、工場を得意としている派遣会社がおすすめです!また大手の派遣会社であれば、コンプライアンスが厳しいので、安心して働くことができますよ!
工場や倉庫での仕事を探しているという目的が明確になっているけれど、「どこの派遣会社を選べば良いのか分からない!」という方は多いのではないでしょうか?
そのように考えるには当然です。
なぜなら、派遣会社の事業所数は38,000ヶ所以上あり、かつてはコンビニの店舗数よりも多いと言われておりましたので、この中からベストな1社を見つけ出すのは非常に困難かと思います。(参考:一般社団法人日本人材派遣協会)
そこで、当サイトでは工場や倉庫の仕事に特化している派遣会社をピックアップさせていただきました!
どれも国内では大きい派遣会社なので、働くうえでの環境が整っているので、安心して働くことができますよ。
日総工産


- 工場や軽作業の派遣求人を専門に扱っている
- 国内最大級の製造派遣会社(求人数もトップクラス)
- 全国の寮付き案件や高待遇の期間工案件など希望にあわせて働ける
- 派遣社員から技能社員(正社員)にキャリアアップができる
- 2021年オリコン顧客満足度ランキングの製造派遣部門で3年連続1位
ランスタッド


- オランダに本社を置く世界トップクラスの派遣会社
- 高時給の求人を豊富に扱っている
- 簡単軽作業で初めての方や女性でも安心して働ける(※スキルを持ってなくても問題ない)
綜合キャリアオプション
- 製造からオフィスワークまで幅広く求人を扱っている
- 全国に寮を完備しており中には寮費無料の求人もいっぱい
- 時給の高さが強み



大手の派遣会社だから安心!さらに求人数も豊富なので、自分にあった求人が見つかりそうです!



それは良かったですね!人気の求人はすぐに欠員が埋まってしまう可能性があるので、興味のある求人が見つかったら早めに応募することをおすすめします。
まとめ
この記事では派遣社員の平均年収と稼げる仕事について紹介をしました。
若い20代のうちは正社員よりも派遣社員のほうが稼ぎやすいかもしれませんが年齢とともに年収は逆転していく傾向にあります。そのため中長期的なキャリアを考えている方は明確な目標を持つことが大事だと思います。
そのうえで短期的に稼ぎやすいのはズバリ期間工をおすすめしたいと思います。製造派遣大手の日総工産であれば期間工求人を豊富に取り扱っているので希望の求人が見つかりやすいです。
人気の求人はすぐに欠員が埋まってしまう可能性があるので、さっそく日総工産の公式サイトより希望の求人を探すことから始めてみましょう!


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