【心のSOS】仕事にいけない。出勤が困難になってしまった時の対処法。

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過度なノルマや残業によってストレスで会社にいくのが辛い状況になっている方は今すぐ自身の心のSOSに気付いてあげる必要があります。我慢し続けた結果、うつ病になってしまうと後々取り返しのつかないことになってしまいます。

この記事では現在会社に出勤するときに気分が憂鬱になり仕事にいくことができなくなってしまったときの対処法について紹介をします。ぜひ参考にしてみてください。

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鬱で仕事にいけなくなったら現状を変える転職を視野に入れる

現在の日本はストレス社会で会社員として仕事を順調に行っていたにも関わらず、ふとした瞬間に、心の糸が切れてしまい会社への出社が出来なくなってしまったという方は決して珍しくはありません。このような心理状況に一度でも追い込まれてしまうと「会社までの通勤途中で苦しくなり電車を途中下車」してしまったり「会社の仕事が全く手につかずミスの連発で上司からの𠮟責が多くなる」などの悪循環を生み出してしまいます。

もし、このような会社への出勤が困難になってしまった場合に大多数の方は「休職」を視野にいれて、完全に完治ができたら出社を行うという選択肢を取る方が殆どであると思います。しかし、休職後に出社をしても職場環境が変わらなければ鬱の再発は起こりえるものであり、まず最初に考えることは「鬱になってしまった原因を探る」という所から始めてみることが非常に重要になります。

一度冷静になって「仕事にいきたくない」という理由を探れば、様々な理由が出てくると思います。それは「過大なノルマを課せられる」や「サービス残業が当たり前で終電まで残業をさせられる」といった内容です。これらの「仕事に行けなくなった理由」を考えてみることで解決策というのが生まれます。

それは、過大なノルマを課せられたり、サービス残業で終電まで帰宅させてもらえないといった会社に勤めているならば休職後も同じような扱いを受ける可能性が十分考えられます。そのために一度でも「会社を理由とした鬱が発症」したならば、転職をするということを視野に入れて、今の現状を変えるということが一番の解決策なのです。

今の現状を変えて転職をするというのは人によっては勇気がいることだと確かに思います。「新卒で入社した会社が一流企業で給料も良い」となると転職するという選択肢をプライドが邪魔をして「選択肢に無い」と断言してしまい心のSOSを無視し続けて仕事をするというのは「最悪の状況を招く」可能性があることを理解しておいてください。

心のSOSを無視して仕事を続けるデメリット

鬱になり仕事の意欲が低下しているにも関わらず、頑張って出社をして仕事を行うと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。それは明白であり、仕事の意欲が低下しているということは「仕事に熱意がなく機械的に業務を行う」という淡々作業となってしまいます。

そうすると、結果として仕事のミスが異常に増え、上司からミスを𠮟責され、修正として残業をさせられるなどの悪循環を生み出してしまうのです。特に仕事に対して真面目な人ほど鬱になりやすい傾向にありますから、仕事のミスの連発で自己嫌悪を抱き、自尊心の低下という負のスパイラルに陥ってしまうのです。ここまでくると、仕事仲間にも迷惑をかけますし、今まで積み上げてきた信用や成績も一瞬にして失うことになってしまいます。

そのために、心のSOSを無視して仕事に向かうということは負の連鎖となりますので、「仕事に行くことが鬱で仕方ない」という心理状況に陥った場合には、頑張って仕事を無理して続けるのではなく、周りに迷惑をかけないためにも休職をするという選択肢を取る必要性があります。

先ほど真面目な人ほど鬱になりやすいと説明しましたが、休職を選択するということは「周りに迷惑をかけてしまう」という責任感から休職という選択肢は取らないという方が非常に多いです。しかし、休職をせずに仕事を続ければミスも起こりますし、自分自身が辛いだけですので、そこは自分を許して休職をするという選択を取り、一度、今後の人生に向き合ってみる時間を設ける機会を得ましょう。

心の不調を感じたら心療内科を受診し診断書を貰う

まず、会社のストレスで鬱状態になっている場合には心療内科への受診は必ず行いましょう。心療内科と聞くとマイナスなイメージを持つ偏見がまだありますが、心療内科を受診しているのは「不眠症を訴えている主婦」や「心の病で登校できない学生」など本当に様々な方が心療内科を受診しています。

現在の日本社会はストレス社会ですから心療内科への受診に関してマイナスなイメージを持つ必要性は一切ありません。そうして心療内科へ受診をすると問診され「会社での待遇」や「不眠の有無」などを総合的に判断して診断が下ります。うつ病は現在では決して珍しいものではありませんので、基本的に受診をすればうつ病としての診断書は出してくれます。

この診断書が会社を休職をする場合には必要になりますので、心療内科を受診した際には必ず貰うようにしてください。診断書には病名と休養期間が記載されており、うつ病の場合は目安として1ヶ月の休養指示が出されることが多いです。その後も受診を続けてうつ病の改善の見込みがあれば出社という形になりますが、1ヶ月で症状の改善が良くならなかった場合には追加で休養期間の延長という形で診断書が発行されるようになります。

そのために「慌てて治さなければ」という焦りは捨て、診断書を会社に持参して休職を貰うようにしてください。この医師が発行する診断書の効力は非常に強く、会社側としては医師による診断で休職の指示がされた場合には休職させる義務があり、これを無視すると安全配慮義務違反(労働契約法5条)となりますので「診断書を受け取ってくれないのではないのか?」という心配は必要ありませんので安心して上司に診断書の提出を行ってください。

休職は心を休めるのが仕事であり罪悪感を持つ必要性はない

無事に会社に休職届を提出して休職期間が始まると「今の自分は何をしているのか?」という罪悪感が生まれることがありますが、休職期間は心と体を休めるということが仕事となりますので、あまり深く考えずに休職中は仕事に追われていた日常では出来なかった事に挑戦してみたり、天気が良い日には外へ散歩に出かけたりするという過ごし方がオススメです。

中には「自分は駄目な人間」と自己嫌悪を抱いて家から一歩も出ないという方もいますが、それでは鬱の症状というのは改善しませんし、健康にも悪いです。中には家族や身内などから「お前は駄目な奴」という説教をされることもありますが、うつ病というのは甘えではなく、脳の病気で本来、脳内に分泌されている幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌量が異常に減少することによって無気力化し、うつ病の発症が起こります。

そのために決して甘えで休職をすることになった訳ではないので自分を卑下するような考えは止めて、休職期間はできるだけ楽しいことを考えて過ごすようにしてください。そして医師から処方された薬もしっかりと服用しながら今後の将来について考えていけば良いのです。休職期間に気分転換として旅行に行くことも治療の一環として規則違反にはなりません。

このように考えれば人生の中で少し長い夏休みを貰ったと考えれば良いのです。こうして体調が少しずつ改善してきたら、復職のことを少し考えてこれからどうするのか?ということについて決めていけば良いでしょう。

休職期間でも給与の補償をしてくれる傷病手当金という制度

会社に在籍していれば健康保険に加入をしているというケースが殆どであると思います。そのような場合に利用できる健康保険の制度があり、それは「傷病手当金」という制度で、休職をした3ヶ月分の給与の支払いを協会けんぽが補償してくれる制度です。

当然、休職をするということは会社からの給与は支払われない訳ですから、家賃・光熱費・食事代などに対して不安感が募るのは当たり前です。傷病手当金ではこのような病気によって休職をすることになった健康保険加入者に対して、最大1年6カ月という長期間の給与を補償してくれるのです。

もちろん会社からの給与を反映して全額が支給される訳ではありませんが、会社からの給与の3/2を補償して支払ってくれますので、安心して治療に専念することができます。よくある間違いで「うつ病は対象外なのでは?」という疑問が聞かれますが、うつ病での休職も就労不可として対象となっていますので、会社を休職した場合には人事担当者に傷病手当金の申請も同時にお願いするようにしてください。

もし、うつ病の治療が長引く際には、月一で毎回、協会けんぽに傷病手当金の申請書を送付する必要性ありますので、申請すれば月一で自動的に1年6カ月間手当金が貰えるわけではないという点は理解しておきましょう。

そして傷病手当金申請書は協会けんぽホームページから印刷できますので事前に用意しておく必要もあります。この傷病手当金は「自分が記入する欄」「医師が記入する欄」「会社が記入する欄」がありますので、休職をする際には必ず申請し、治療に専念するようにしてください。

休職後は今の仕事を続けるか転職するかの分岐点

休職期間が終了して会社に戻る場合であっても、前と同じような境遇の会社ではうつ病の再発が起こる可能性が非常に高い傾向にあります。そこで考えられるのは元の会社ではなく転職を考えるということです。

転職未経験の方にとって転職は再び職探しから始めなければならないためにハードルが高いと思いがちですが、現在の会社より好待遇で、職場環境の良い会社というのは無数にあります。

そして転職活動というのは面倒ですが、一度行えば好待遇の会社に入社できる可能性もありますので、無理に元の会社に復職をするより良い結果が待っている可能性の方が高いのです。再び元の待遇の悪い会社に復職したとしても待遇を改善させてくれる可能性は低いですし、再びうつ病が発症するという最悪の事態を防ぐためにも、治療後は転職をするという選択肢は絶対に捨てないでください。

それでも、元の会社に復職をする場合には、医師と相談して診断書に「職場環境の改善を求める」と一筆書いて貰うということも可能です。もし、結果として会社の待遇が変わらなければ自主退社という形で転職を考えるのも一つの手です。そのため職場復帰後は、今の仕事を続けるか転職をするかの分岐点を探る期間として考えましょう。

転職を検討するという勇気を持とう

これまで「仕事にいけない、出社が困難になってしまった」という方に向けての改善策を解説してきましたが、現在の日本はストレス社会で会社員のみならず、学生であっても、うつ病になる時代です。

このようなストレス社会で生き抜くには「逃げる」という選択肢もあっては良いのではないでしょうか。会社員として過大なノルマを課せられたり、パワハラを行われたりする企業というのは今の日本からしてみれば時代遅れの会社であり、もし今の会社で心の病を発症してしまった場合には、転職をするということを第一に考えて、うつ病の再発を極力防ぐことが重要です。

心療内科では薬は処方してくれますが、その薬は一時的に不安感を取り除くための薬であり、うつ病を完治させるためには、ストレスの原因となっている環境から退くことなのです。元の会社に戻るということは否定はしませんが、これまで解説した通り、復職後も職場環境の改善が見られない場合には「逃げる=転職」という判断を行ってください。

そうしなければうつ病の再発は必ず起こります。これまで転職を行ったことが無い方にとっては難しい判断かもしれませんが、休職期間にしっかりと今までの自分を見つめなおして適格な判断をして欲しいと思います。

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現在の仕事を併行して転職活動を進めていくには効率よくスピーディーに進めていく必要があります。また1人で情報収集をするのは限界がありますので、そのようなときには転職のプロにお願いするのがベストです。

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実際に効率よく内定を獲得するには何社くらい転職エージェントに登録するべき?

「転職エージェントは何社登録すべきか?」と疑問に感じる方も少なくないようですが、リクルートエージェントの調査で転職成功者の多くが複数の転職エージェントを利用していることがわかりました。(参考:リクルートエージェント『転職エージェントは何社利用するのが良い?』)

この調査結果では平均2~3社は登録しているという方が多いので、最低でも2社以上の転職エージェントを使い分けることがおすすめです。

なぜ、転職エージェントを複数使い分けるべきかというと、次のような理由があるからです。

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こういった理由から複数の転職エージェントを利用することを推奨しています。

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まとめ

「朝起きるということが面倒」「会社までの通勤が面倒」という会社員は沢山いますが、限度を超えて極度のストレスを抱えた会社員というのは、思考力も低下しています。

その状態で無理に仕事を行うと、これまで説明した通り、会社側にも迷惑を掛けることになりますし、自分自身にとっても辛いだけですので、少しでも心の不調が感じられた場合には躊躇わずに心療内科へ受診を行い適切な処置をすることが大切なことなのです。

現在、日本では毎年6万人もの尊い命が自殺によって亡くなられています。真面目に仕事をするということは素晴らしいことですが、極度なストレスを抱えて仕事をするというのは毎日が苦痛ですし、人生の楽しみまでも奪ってしまいます。

そのために時として「逃げる」という選択肢も決して悪いことではありません。最後にこの記事を読んでくれた方々の参考になれば幸いです。


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この記事を書いた人

皆さま、お疲れ様です。

森と申します。
私は人材業界で法人営業および採用関連の経験がございます。

派遣社員の正社員登用へのサポートなど、
キャリアアップ支援などに尽力をして参りました。

このような経験がどこかで活かせないかと思い、
趣味で「たまごジョブ」を運営しております。

仕事で困ったときに、当サイトが何かのキッカケになれば、幸いでございます。

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