現在、国会では働き方改革に関する法整備を進めています。過重労働が社会問題になっていることから残業に関しても法律で上限を設けられるようになりました。
既にこの取り組みはスタートしていますが未だに残業80時間をしないといけない人がいるようで特に管理職の人に多いようですね。
残業80時間をするような会社はブラック企業です。
“きつい”と感じているので手遅れになる前に早く転職するべきです。
本記事では残業80時間の人がブラック企業からホワイト企業へ転職する方法について紹介していきます。
転職を検討されてる人は参考にしてみてくださいね。
残業80時間はキツイですね…。転職を成功させれば、きっと楽になるので早く悪い労働環境から抜け出しましょう。
ブラック企業の特徴

本記事を読み進める前にブラック企業の特徴について挙げていきます。
ブラック企業での勤務歴が長くなると正常な感覚が麻痺してきます。
もしこれらのブラック企業の特徴に自分の会社が当てはまってしまったら転職を検討したほうが良いです。
【ブラック企業の特徴】
- 長時間労働(残業が多い)
- 残業代が支払われない
- 休日が少ない(有給が使えない)
- 給料と労働が見合ってない
- 離職率が高い
- 職場でパワハラが横行している
- 上司が”気合いで何とかしろ”というタイプ
- 上司や先輩の意見が絶対的
このなかの特徴にいくつか当てはまってしまった場合、あなたの会社はブラック企業の可能性が高いです。
ブラック企業は「自己成長」という謳い文句のもと、
過酷な労働を強要することが多いから、そこで働く人の感覚は麻痺してきますよね。
だからこそ、1度冷静になって考えてみることをおすすめします。
過去にブラック企業大賞を受賞した企業
ブラック企業大賞とはブラック企業大賞企画実行委員会が一般ユーザーからの評判や口コミをもとに毎年発表しているものになります。
下記の表は過去にブラック企業大賞を受賞してしまった企業をまとめてみました。
年代 | 大賞 | 特別賞 |
---|---|---|
2015年 | セブンイレブンジャパン | 暁産業 |
2016年 | 電通 | 日本郵便 |
2017年 | 引越社 | 大成建設 三信建設工業 |
2018年 | 三菱電機 | 日立製作所 |
2019年 | 三菱電機 | 電通 セブンイレブンジャパン |
過去にブラック企業と呼ばれた企業を見ると同じような会社ばかり並んでいるのが分かります。
私はブラック企業というの昔ながらの企業の体質が変わらず今も残ってしまっているのが原因だと思います。
昔は会社に泊まったり、上司から殴られたりするのが当然のことのようにあったという話しは聞きますが、同じようなことを現在でもやってしまうと大問題になります。
しかしブラック企業が世の中の働き方の変化に対応することは非常に難しいと思います。
ダイエットに例えてみますが太っている人は長年の間、不健康な生活を送り多くの脂肪を蓄えてきたかと思います。
「よし!ダイエットをしよう!」と思って生活を改善してはみるものの効果がハッキリと分かるまでは多くの時間が必要です。
会社も太っている人のダイエットと同じことが言えると思います。
2020年、国会で働き方改革を進めていますが、ブラック企業の体質が改善されるまでは、かなり多くの時間が必要になるでしょう。
だから今ブラック企業で働いている人は「いつか環境が改善される」なんて考えてはダメですよ。
会社はあなたのことを如何なるときも守ったりすることはないので、あなたを守るのはあなたしかできないのです。
身を守るには早く会社を辞めることが1番だと思います。
労働環境が問題で辞めるのは逃げている訳ではないので全然恥ずかしくはありません。
むしろブラック企業で働いて貴重な時間とキャリアに泥を塗ってしまうことの方がマイナスです。
残業80時間をする管理職が増えている

長時間労働で悩みを抱えるのは若手ばかりのイメージがありましたが最近では管理職の人が増えているようです。
2019年4月に残業規制の法律が大企業で導入されてから、2020年の1月までで月80時間を超える残業をしている人が約300万人いることが総務省の調査で分かりました。(日本経済新聞より)
そしてその多くが管理職の人というのが分かりました。
管理職の人の長時間労働が増えた原因については、業務量のしわ寄せが管理職の人に集中していることが挙げられます。
働き方改革によって部下の残業時間を減らすことはできたが、管理職の残業時間は増えたということになりました。
実際にリクルートスタッフィングが2019年9月におこなった調査では従業員300人以上の管理職412人にとったアンケートのうち12%の人が「残業が増えた」と感じているようです。
管理職は役職によっては上司と部下の間ばさみになることもあるから、精神的なストレスも多いですよね…。
残業80時間は基本的に法律で禁止されている

管理職でも残業80時間している人が増えているようですが法律では残業80時間は原則禁止されています。
2019年から定められた働き方改革の残業規制のポイントを下記に挙げてみました。
【働き方改革における残業規制のポイント】
- 原則、残業の上限は月45時間・年間360時間以内
- 残業の上限である月45時間を越えても良いのは年間で6回まで
- 臨時的な特別な事情があっても残業は年間720時間以内にしなければいけない
- 2〜6ヶ月の平均残業時間を80時間以内にしなければいけない
- 月100時間以上の残業はしてはいけない
出典:厚生労働省
もしこれらに違反した場合は一部の業種を除き30万以下の罰金もしくは6ヶ月以下の懲役の罰則が企業に対しておこなわれます。
2019年4月時点では大企業のみが対象でしたが、2020年4月からは中小企業でもこれらのルールが適用されます。
法律では禁止されているけど、実態とは異なっているのが働き方改革における課題ですね…。
残業80時間の職場はすぐに転職した方がいい

法律では残業規制をしているが実態とは異なっているのが問題ですね。
あなたの会社が働き方改革をするのを待つくらいであれば、自ら行動して働き方改革が整備された会社に転職する方が良いと思います。
なぜなら過重労働が原因で心身共に病んでしまうと手遅れとなり、社会復帰するのが難しくなるからです。
病気になってからでは既に遅く、キャリアに傷がつかないうちに転職を実現させるのがベストです。
そもそも、残業80時間をしなければ回らないというのは少し違和感があります。また長時間労働に違和感を感じないのであれば、感覚が麻痺してきている可能性が高いです。
考えてみてください。もし毎月80時間の残業が半分の40時間になったとします。
そうすれば1日2時間程度の余裕が生まれます。給料が変わらず1日2時間好きなことに時間を費やせるって考えたら、長時間労働はデメリットの方が多いと思います。
1日2時間の余裕ができれば、その時間で資格の勉強や副業・趣味に充てることができるので今までよりも生活を豊かにすることができるでしょう。
だから残業80時間をきついと感じているあなたは今すぐにでも転職をしたほうが良い人なのです。
もし転職すべきか迷っているのであれば、転職のプロである転職エージェントに相談するだけでも良いと思います。
あなたの会社がいつ働き方改革されるのかは分からないから、
働き方改革を待つよりは労働環境の良い優良企業へ転職した方が良いと思います。
転職するべきホワイト企業の特徴と見分け方

残業80時間のブラック企業で働いてる人が、ホワイト企業に転職する際の特徴と見分け方について紹介していきますね。
転職先の会社がまたブラック企業だった…。
なんてことのないようにホワイト企業の特徴と見分け方について理解しておきましょう!
ホワイト企業の特徴
まず下記にホワイト企業の特徴を挙げてみました。
【ホワイト企業の特徴】
- 年間休日が120日以上
- 労務管理が徹底されている
- 平均年収が高い
- 離職率が低い
- 有給休暇の取得率が高い
- 女性が働きやすい制度が整備されている
- 社員教育に熱心
- 福利厚生が充実している
- コンプライアンスに厳しい(上場している会社は特に)
- 社内恋愛に寛容
これらがいくつか当てはまっている企業はホワイト企業である可能性が高いです。
特に見るべきポイントは年間休日・離職率・有給休暇取得率・女性の働きやすさです。
また男性であっても女性の働きやすい制度について見るようにしてください。
「女性が働きやすい会社=女性の定着率が良い=労働環境が良い」と全てに繋がってくるので、女性が働きやすい会社は優良企業であることが多いですよ!
ホワイト企業の見分け方
私がおすすめするホワイト企業の見分け方は下記の2点です。
【ホワイト企業の見分け方】
- 転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーに教えてもらう
- 転職口コミサイトで元従業員の退職理由をチェックする
基本的にインターネットで口コミ・評判などの情報収集をしますが「入社してみないと本当のことが分からない」という半信半疑な部分があります。
もちろん貴重な情報なので参考程度に見るに越したことはありませんが…。
でも転職口コミサイトで1番信憑性が高いのは「退職理由」です。なぜなら、わざわざ口コミサイトに投稿するくらいなので、退職の際に何かしらの不満をもっていたことが推測できます。
退職理由をみて、どのようなことで辞める人が多いのか分析すると大体どのような会社なのかがイメージしやすいと思います。
とは言ってもインターネットの情報なので実際のところは入社してみないと分からないことが多いですよね。
そんなときに活用してほしいのが転職エージェントのキャリアアドバイザーです。
自分が登録している転職エージェントのキャリアアドバイザーに「ぶっちゃけあの会社どうなの?」って質問をすると労働環境や社員の定着など細かいことを教えてくれます。
キャリアアドバイザーも営業だから良いことしか言わないんでしょ?
って思っている方は間違いで、転職エージェントは質問をすれば本当のことを正直に答えてくれます。
転職エージェントのビジネスモデルの話しになってしまいますが、紹介した求職者が紹介先の企業で定着しないと売上にならないので、
長く働けそうな企業に入社できるようサポートしてくれます。
したがって転職エージェントはホワイト企業を見分ける際にも有効活用しましょう!
ホワイト企業への転職を成功させるには情報を多く持っていた方が実現できる可能性が高いです。
だからインターネットだけではなく転職エージェントからも積極的に情報を取りにいくことがおすすめです。
【3選】ホワイト企業に転職したい方におすすめ転職エージェント
効率よく優良企業に転職活動を進めるために大手の転職エージェントに登録して転職のプロのキャリアアドバイザーに相談しましょう。
おすすめは下記の3つの転職エージェントです。
いずれも大手の転職エージェントなので、ひとまずこの3つに登録すれば問題ないでしょう。
\転職支援実績№1・登録利用は完全無料/
\求職者ファースト・登録利用は完全無料/
\情報量トップクラス・登録利用は完全無料/
転職成功者は平均3~4社転職エージェントに登録していると言われています。どの転職エージェントに登録すれば良いか迷っている方は、最低限リクルートエージェントには登録するようにしましょう。
まとめ
残業80時間の人がブラック企業からホワイト企業へ転職する方法のポイントは下記の通りです。
・ホワイト企業の特徴に当てはまる会社に絞って転職活動をする
・転職口コミサイトに登録して元社員からの情報収集をする
・転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーから情報収集する
転職エージェントに登録すれば、企業の情報以外にホワイト企業の求人紹介や応募書類の作成、面接対策など転職に関わる全てのサポートを無料でおこなってくれます。
転職をする際はぜひ転職エージェントに登録して便利に活用してみると良いでしょう。

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