労務・採用

派遣先をすぐに辞めたいのであれば派遣を試用期間でやめるべし!

試用期間というのは、会社と労働者双方においての”見極め期間”のことを言います。

会社は「採用した労働者が会社に見合った人材か?
労働者は「入社した会社が長く続けられそうな会社か?

これらを試用期間内に判断することになり、試用期間を満了になれば、晴れて本採用といった流れになるのが一般的です。

しかし試用期間は正社員だけだと思っている方も多いと思いますが、派遣社員にも試用期間というのが存在します。

この記事では派遣の試用期間について紹介しているので、派遣で働き始めたばかりの方は是非参考にしてみてくださいね。

それでは派遣社員の方に向けて、試用期間について解説していきますよ!

早期退職を考えている人は派遣会社の選び方が間違っているのかもしれないので、派遣会社の選び方の記事も参考にしてみると良いでしょう。

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派遣の試用期間について

派遣 試用期間

一般的に正社員であれば3ヶ月〜半年程度の試用期間が設けられています。しかし労働基準法では入社から14日以内を試用期間として定めています。

では派遣社員の場合はどうだろうか?

派遣社員の場合は労働基準法の通り、試用期間は14日以内とされています。

通常、企業側が派遣社員を解雇するときは1ヶ月前に解雇予告をしなければなりません。
しかし試用期間中の14日以内であれば派遣社員を解雇することができます。

ただし解雇する際はよほど「マナーがない」「勤怠が悪い」「作業能力がない」など誰が見ても解雇が妥当だと判断できる理由がなくてはいけません。

一方、派遣社員も自己都合で退職をしたいと考えたときに本来であれば就業規則に従って1カ月以上前に退職の申し出をしなければならないと思います。

しかし試用期間中は派遣社員は14日以内に退職をすることが可能です。

ただし長期的なキャリアを考えると試用期間での退職を繰り返すことは、あまり良くないので、「仕事に行きたくない」「イメージと違った」なんて理由で簡単に退職するようなことは避けるようにしてくださいね。

派遣の試用期間について

■企業側
正当な理由があれば14日以内に派遣社員を解雇することができる

■派遣社員
就業規則を無視して、入社から14日以内に退職することができる

山田くん
(派遣社員)

派遣の試用期間は”入社から14日以内”ということバッチリ覚えたよ!

派遣の試用期間でクビになることはある?

派遣 試用期間 クビ

試用期間中でクビになることは派遣業界であれば良くあることです。
法律上では入社から14日以内でかつ社会通念上妥当な理由があれば派遣社員を解雇にすることは問題ないとされています。

ただ解釈として間違って欲しくないのは、誰でも自由に解雇できるということではないので、派遣社員と派遣会社の営業担当が喧嘩をしてしまい「お前なんてクビだっ!」なんてことはダメですからね。

次の項で解雇されるときはどのようなケースなのか私が派遣業界にいたときの実例を交えながら紹介していきます。

解雇されるのはどのようなケース

派遣 解雇

×勤怠が悪い

ある派遣先に入社した20代男性の派遣社員のケースです。
面接のときは暗く愛想はあまり良くない方でしたが、将来的に正社員になりたいという目標があったので、期待を込めて内定を出して、さっそく派遣就労を開始してもらいました。

しかし派遣初日から遅刻で派遣先の担当には謝罪もない態度。
次の日は理由もなく欠勤。
3日目は出てきましたが面談をすると「だるかったから」とのこと。

その場で態度を改めるように指導しましたが翌日から欠勤が続きます。
派遣から10日目が経過したころ、この男性の勤怠を確認したところ初日と3日目の合計2日間だけだったので、勤怠不良によって解雇を通告しました。

このように著しく勤怠が悪い場合は解雇されます。

×作業適性がない

ある派遣先に入社した30代女性の派遣社員のケースです。
この女性はあまり経験のない製造業の仕事にチャレンジすることになりました。

入社前は「コツコツする作業は得意で向いていると思う」とのことでしたが、実際に仕事をしてみると作業が遅くミスが多いようで、品質の低下やラインを止めてしまい周囲に迷惑がかかっているようでした。

また何回派遣先の教育者が業務を教えても理解ができず、言われたことがやれないなど改善の見込みがなく、継続するのが困難と判断し解雇となりました。

ただその後本人の希望もあり、別の派遣先で働くようになりました。
そのため救済措置を取ることができたので実質解雇ではありませんが…。

解雇される原因

解雇となるのは主にこの2つのケースです。
特に派遣社員が14日以内で解雇となるケースのほとんどが「勤怠不良」です。

やはり勤怠というのは本人の就労意欲の表れですので、よほど正当な理由がない限り入社して間もなくの欠勤は良くないです。

一方、作業適性の欠如といった理由での試用期間内の解雇は、正直よほどのことがない限り心配しなくて問題ありません。

なぜなら通常は作業適性の欠如をしていても初回の契約期間が満了するまでは様子を見るということが一般的であるからです。

トラブルなく毎日出勤している普通の人であれば試用期間中の解雇が起きることはないので、問題ないでしょう。

もし不当な解雇を通告されたら、近くの労基署(ハローワーク)で相談してみることをおすすめします。

試用期間で辞めたいときはどうする

派遣 試用期間 辞めたい

前述では派遣会社からの14日以内の解雇のケースについて説明しましたが、派遣社員本人が試用期間内で辞めたいときはどうでしょうか。

派遣社員が試用期間で辞めたい理由としてよくあるのが「イメージと違う」「職場やや仕事が合わない」「自宅から勤務先が遠かった」「他にやりたいことができた」です。

いずれも一般的に見たら常識外れな理由ではありますが、試用期間の14日以内で退職を申し出ることは可能です。

ただこの際に注意しなければならないのは、試用期間内であれば自由に辞めては良いと言うわけではないということです。

ちゃんと派遣会社の営業担当に事情を説明して辞めるようにしましょう。
くれぐれも「面倒だから」「気まずいから」などの理由で突然音信不通となりバックれるのはやめましょう。

試用期間に派遣社員から退職の相談は、よくある事なので派遣会社も受け入れてくれます。

派遣社員が「辞めたい」と考える理由によっては、派遣先を異動する提案をしてくれるケースもよくあります。

とにかく、無理して続ける必要はないので、その時は派遣会社の担当者に相談してみましょう。

試用期間で退職の際の社会保険の扱いについて

派遣 試用期間 社会保険

試用期間で退職の際の社会保険の支払いは初回契約の期間と社会保険の加入時期によって変わってきます。

通常派遣社員の初回契約は2ヶ月のところが多いです。
そして本人が社会保険を即日加入で希望を出さない限りは、社会保険未加入となります。

「えっ、社会保険って絶対加入じゃ?」

って思うと思いますが、そもそも社会保険は”2ヵ月以上、働く見込みがある人は絶対加入”なので就労期間が2カ月未満であれば、社会保険には未加入でも問題ありません。

もし派遣社員が派遣会社に入社する際に、社会保険の加入手続きをおこなっていないのであれば、

試用期間内の退職で社会保険料の支払いはありません。

まとめ

この記事では派遣の試用期間について説明しました。

派遣の試用期間は入社から14日以内ということは最低限覚えておくとよいでしょう。

もし”不当な解雇”や”自己都合で退職したい”というケースに遭遇してしまった際は上記のまとめのような対応を取ることをおすすめします。


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