新卒入社から程なくして、社会に対する理解ができてきたときに、
誰もが「自分はこのままでは良いのだろうか…」というような感情を抱くかと思います。
学生の頃は具体的に将来どのようなキャリアを歩みたいかをイメージできる人はそう多くないと思いますが、
新卒で社会に出てみると「なんか違う…」って将来のキャリアに対する不安を誰もが感じることでしょう。
一般的に新卒入社したら「最低でも3年は働かなくてはならない」という風潮はありますが、最近では第二新卒の当たり前になりつつあるので、
結論からいうと新卒入社の会社が自分の将来なりたいことと違ったら新卒3年以内の転職は全然OKなのです。
実際、私も新卒で入社した会社を3年以内に転職した経験があるので、その経験談を踏まえながら失敗しない第二新卒の転職方法をこの記事で紹介していきたいと思います。
それでは私自身の第二新卒での転職の経験談を踏まえて、
失敗しない転職方法を紹介するので是非参考にしてみてくださいね。
第二新卒とは?

まず”第二新卒”とはどのような人のことを言うのか説明しましょう。
一般的に第二新卒とは学校卒業後に新卒入社をした会社を3年以内に辞めてしまった人のことを言います。
あるいは学校は卒業したが、新卒で正社員として入社をせずにフリーターを続けて3年以内の人のことを言います。
新卒入社をしたら最低でも3年働け!と言われたことがある人も多いかもしれませんが、意外と3年以内に辞めて転職をする人が増えてきています。
実際どのくらいの人が3年以内で辞めるのか見ていきましょう。
新卒3年以内に辞める人は30%以上

新卒で入社した会社を3年以内に辞めていく人は30%以上と言われています。
厚生労働省が2019年10月に調査した『新規学卒就職者の離職状況』によると、3年以内に新卒入社した会社を辞めていく若者は大学卒業者で約32%・高校卒業者で約39%ということが分かりました。
また会社の規模によっても3年以内の離職率は異なるようで従業員1,000人以上の大企業でも約25%の人は3年以内に辞めていくそうです。
会社規模が小さくなるにつれて、3年以内離職率は高くなる傾向のようですが、この厚生労働省の調査から
新卒で入社した会社が誰もが羨ましいと思う大企業であっても成功ではない
ということです。
新卒のころの就職活動は会社のネームバリューに捉われがちになりますが、それよりも自分自身の性格や考えにしっかり合った仕事・会社を選ぶ方が重要なのです。
しかし新卒入社の会社選びをミスしてしまった経験は非常に大事で、
第二新卒の転職は1度このような失敗を経験しているので、転職の際にしっかりとした軸をもって会社・仕事選びをすることができると思います。
第二新卒で転職するメリット・デメリットについて

企業側が第二新卒を採用するメリット
まず第二新卒で転職したいと考える貴方のメリットを紹介するまえに企業側が第二新卒を採用するメリットをお伝えします。
【企業が第二新卒を採用するメリット】
- 1社目である程度、研修を受けているので教育コストを削減することができる
- 1社目で社会の厳しさを理解しているので定着率の高い人材を採用できる
企業が第二新卒の採用をするメリットはこれらが挙げられますので、
最近では生活用品メーカーのアイリスオーヤマが”ニュージェネレーション採用”という第二新卒の採用を強化したり、
お菓子メーカーのカルビーが学校卒業から5年以内の既卒採用を強化するなど企業が積極的に第二新卒の採用を強化している傾向が増えています。
したがって企業側の第二新卒のニーズが増えているので、第二新卒の転職では新卒の就職活動では入れないような会社でも意外とアッサリ内定を獲得できる可能性があります。
第二新卒で転職をするメリット
第二新卒を転職をするメリットについて挙げてみます。
- 知名度の高い会社に入社できるかもしれない
- 待遇や労働環境の良い会社に入社できるかもしれない
- 未経験職種や業界にチャレンジできるかもしれない
第二新卒で転職を成功させることで、今の会社よりも知名度のある会社で、より良い待遇や労働環境で働くことができるのが最大のメリットだと思います。
また第二新卒は年齢が若いのが1番の武器で、中堅やベテランの方の転職では難しいような未経験の職種や業界にチャレンジすることも可能です。
転職は年齢が若いほど有利に働くので、転職したいと思ったときに行動に移すことができるかが肝心です。
第二新卒で転職をするデメリットについて
第二新卒で転職をするデメリットについて挙げてみます。
- ちゃんと企業選びができないと同じ失敗をする可能性がある
- 逃げ癖が身に付いてしまう可能性がある
- 年収が下がる可能性がある
第二新卒で転職をする際に最も気を付けないといけないのが企業選びです。
適当に企業選びをしてしまうとブラック企業に入社して同じ失敗をする危険があります。
その度に転職を繰り返すようになり逃げ癖が身に付いてしまいます。
また未経験業界や職種への転職であれば、新卒同等の待遇で採用される可能性が高いので、年収を下げてしまう人もいるかと思います。
ただ一時的に年収が下がってしまうのは仕方のないことなので、その点はあまり考えなくても良いと思います。
第二新卒の転職を成功させるためにどうすれば良いのか?

「転職で失敗しないようにするにはどうしたら良いのさ!」って思う人に対しておすすめなのは下記のです。
- 自己分析をして自分に合った職場や仕事は何かを把握する
- 転職サイトで自分がやりたい仕事の求人がどれくらいあるのか確認する
- 転職エージェントに登録して転職サポートを受ける
実際に第二新卒で転職をした経験のある私も上記の3点をおこない転職を成功させることができました。
それぞれ具体的にどうすれば良いのか紹介していきましょう。
第二新卒の転職は自己分析がめっちゃ重要!
第二新卒の転職は自己分析がめちゃくちゃ重要です。
なぜ自己分析が重要なのかというと
- 自分に合う仕事・職場を知り同じ失敗をしないため
- 面接のときに企業側は志望動機をめちゃくちゃ聞いてくるから
上記の2つの理由があります。
当然、同じ失敗をしないために自己分析をして自分のやりたい仕事を把握するのも大事なのですが、
面接のときに企業側がめちゃくちゃ聞いてくるのが実は志望動機なのです。
「なんでウチの会社に応募したの?」「なんで未経験の職種に応募したの?」「将来ウチの会社に入って何がしたいの?」
という感じで、”転職”という行動に移したプロセスを根掘り葉掘り聞かれます。
これらの質問に対して面接官を納得させる回答ができないと内定を獲得することは難しいでしょう。
企業側も「なんとなく転職したいから会社辞める」ような人材を採用したいと当然思わないですよね。
だから自己分析はしっかりとおこなうようにしましょう。
転職サイトで求人の動向をチェックするのがめっちゃ重要!
「さぁ、自己分析もして自分にあった仕事や職場も分かったから会社辞めて転職活動を始めよう!」
と行動に移す前に必ず転職サイトを見るようにすることをおすすめします。
なぜなら
すぐに行動に移すことはとても良いことだが、肝心の希望の職種の求人が少なければ失敗する可能性が高いからです。
時期によっては希望職種の求人が少ない場合もあるので、ちゃんとリサーチをしたうえで行動に移すと良いでしょう。
ちなみに私が第二新卒で転職活動をする際に、よくチェックしていた求人サイトは、
- キャリトレ
- リクナビNEXT
を使っていました。
実際の求人応募は転職エージェントからの紹介を受ける求人がメインになると思うので、リサーチ用に使う求人サイトは1~2社程度で十分だと思います。
■実際に利用した転職サイト
【キャリトレ】

・ハイキャリア転職でお馴染みのビズリーチが運営する20代向けの転職サイト
・企業からスカウトがあり直接採用担当者とチャットで連絡を取ることができる
・ベンチャー企業に転職したい人におすすめ
【リクナビNEXT】

・業界トップクラスのリクルートが運営しているだけあって求人数がめちゃくちゃ多い!
・リクナビだけにしかない求人が約85%もある!
・グッドポイント診断という独自のサービスがあって自己分析に便利!(無料で利用できる)
リクナビNEXTのグッドポイント診断は下記のようなものになります。
■18種類の中から強みを5つ診断するので自己分析に役立てる!

グッドポイント診断は無料登録しないとできないので、興味がある方は無料登録に進みましょう。
初めての転職は転職エージェントを利用するのが安心!
第二新卒の転職は、まず転職エージェントを利用することを必ずおすすめします。
私が転職エージェントに登録をして最も良かったと感じる点は、
- 無料で転職のアドバイスをもらえた
- 履歴書や職務経歴書の書き方が分からなかったが作成を手伝ってもらえた
- 求人票では分からない職場の様子を聞くことができたので安心して選考に臨めた
この3点です。
やはり第二新卒の転職は初めてのことなので、不安が付き物です。
それに転職のやり方など分からないことが多いですよね。
また周りに教えてくれる人も少ないし、転職のことは少し内容的に聞きづらいと感じる人も多いと思います。
そんなときに転職エージェントからのサポートを受けることによって不安が払拭されて、転職活動を成功させることができました。
私が第二新卒の転職の際に実際に登録した転職エージェントは
の4つです。
ちなみにリクナビNEXTのコラムにある転職エージェントの登録実態調査によると転職活動を経験した人は
平均2.3社、転職エージェントに登録する
みたいです。
私は平均よりも多く転職エージェントに登録しましたが、これには理由があります。
- 転職のアドバイスをより多くの人からもらい客観的な判断がしたかった
- より多くの転職エージェントから求人情報や紹介企業の情報を収集したかったから
上記の理由があったので私は複数の転職エージェントに登録をすることにしました。
実際、転職エージェントは”人”なので相性の良し悪しなども人によってはあるかもしれません。
そのため1つの転職エージェントに絞ると偏った判断になる危険があります。
そのため少し面倒かもしれませんが最初は複数の転職エージェントに登録をして、徐々に本命の転職エージェントを絞っていくやり方をおすすめします。
ちなみに私は転職エージェントを利用していくなかで最終的にリクルートエージェントとパソナキャリアを本命で使ってました。
リクルートエージェントとパソナキャリアを使ってみて、どんなところが良かったか紹介しますね。
リクルートエージェント


・求人数がとにかく多かったので、その分希望職種の求人を見つけやすかった!
・キャリアアドバイザーのヒアリング力が高く、自分のニーズに合った求人を提案してくれた!
・キャリアアドバイザーの対応が早かった!
転職エージェントはいろいろ使ったけど、人におすすめするならリクルートエージェントかなぁと思います! やっぱりアドバイザーの質が高いし、求人数も多い! #仕事がない#新しい仕事
引用元:Twitter
リクルートエージェント、かなりおススメです。企業スカウトや営業のおすすめのレベルが高いと思います。 他の転職支援サービスだと本当に私のレジュメ読んだ?ってスカウトがスパムメールのごとく飛んでくるので
引用元:Twitter
\転職支援実績№1・登録利用は完全無料/
パソナキャリア


・登録した転職エージェントの中で1番キャリアアドバイザーが親身になって対応してくれた!
・紹介企業の最終面接前に本番さながらの面接対策をしてくれる等、サポートの質が高いと感じた!
・希望職種の求人は多くなかったが、人間味溢れる対応で安心感があったので結果使って良かった!
とりあえずDODAかパソナキャリアおすすめです パソナキャリアは丁寧な面談、DODAは早いって感じですね〜 転職サイトはさっさと登録した方が精神的にもいいですよ!!!
引用元:Twitter
この記事で紹介してるリブズキャリアとパソナキャリアは女性のキャリア支援に強いのでおすすめですよ。まだ登録してなければ登録してみてください!
引用元:Twitter
\初めての転職に強い・登録利用は完全無料/
どの転職エージェントに登録すれば良いのか迷っている人は、まずはリクルートとパソナキャリアの2社に登録するのがおすすめですよ!
まとめ
第二新卒の失敗しない転職方法についてのまとめは下記の通りです。
・企業選びがめちゃくちゃ重要なので自分が将来どうなりたいのか明確にするためにまずは自己分析をする必要がある
・転職活動をするときに希望職種がそもそも少ない時期の転職はリスクがあるので、求人サイトで求人動向をチェックする必要がある
・初めての転職なので転職エージェントのサポートを受けながら進めるのが良い
新卒で入社した会社の仕事が合わなかった人でも、キャリアをやり直すことが十分可能です。
「石の上にも三年」のように新卒入社の会社を絶対に3年続けなければいけないというのは現代では少し古い考えかもしれません。
我慢して仕事を嫌々続けるのは非常に時間が勿体ないですし、逆にキャリアに傷が残る可能性もあるので、
どうせなら自分の興味のある仕事に時間を割いた方が良いと思います。
「若さ」は武器になるので、これから第二新卒で転職をされる方は
是非、希望通りの転職を実現されることを願います。
【私が実際に利用した転職サービス】
■キャリトレ
ハイキャリ転職でお馴染みのビズリーチが運営する転職サイト!ベンチャー企業に就職したい成長志向の高い20代におすすめ!
■リクナビNEXT
リクルートが運営する転職サイトでもはや鉄板!グッドポイント診断という独自サービスが自己分析に非常に使える!
■リクルートエージェント
求人情報が圧倒的に多く、経験豊富なキャリアアドバイザーからの提案が魅力!転職する際に絶対に登録すべきなのがリクルート!
■パソナキャリア
どの転職エージェントよりも圧倒的に親切かつ丁寧なサポートが好評!転職が初めての人が安心して利用できる転職エージェントがパソナキャリア!

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