労務・採用

派遣先の事前面談は自分から質問するべき?落ちる人は必見、職場見学で派遣会社の営業担当はあなたのココを見てる

筆者である私は派遣会社で営業兼採用コーディネーターを担当してました。派遣会社の選考の過程で必ずあるのが”職場見学”ですよね。職場見学といいつつも派遣先企業と面談では?と疑問に思ったことがある人は多いと思います。本記事では派遣の職場見学における対処法を紹介していきます。現在、派遣の選考を控えている人は是非参考にしてみてください。

派遣の事前面談は派遣法で禁止されている

派遣 事前面談 禁止

労働者派遣法で派遣の事前面談は禁止されています。法律上は下記のように決められています。

労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、 労働者派遣契約の締結に際し、派遣労働者を特定することを目的とする行為 をしないように努めなければなりません。(労働者派遣法第26条第7項)


つまり派遣先は派遣労働者を求める人材ニーズのふるいにかけるような行為はしてはならないのです。法律上の派遣労働者を特定する行為というのは具体的にいえば①事前面接②履歴書の提出③年齢の制限④性別⑤適性検査が該当します。

これら①〜④を派遣先が派遣元に請求することはできません。また派遣先が①〜④を採用の可否判断の材料に使ってはいけません。雇用元である派遣会社が派遣社員の採用の判断をするのであって派遣先にはそもそも採用の判断をする権利がないので、その点は覚えておいた方が良いでしょう。

しかし職場見学はどの派遣会社も選考の過程で実施しているので法律違反を疑ってしまいます。でも職場見学は法律違反にはならないのです。なぜ法律違反にならないのかというと職場見学は自らの意思で派遣先での仕事を決めるかの判断をする場所でもあるので、その際に派遣社員の特定行為(前項①〜④)に該当しなければ問題ありません。

職場見学の流れについて

派遣 職場見学 流れ

職場見学が法律違反ではないと分かったら職場見学の流れについて説明します。まずは派遣先の最寄りの駅などで派遣会社の営業担当と待ち合わせをします。当日は公共交通機関の乱れやその他のトラブルがあっても良いように職場見学が開始される30分前には待ち合わせ場所に到着するようにしましょう。

次に派遣会社の営業担当と派遣先に向かいます。派遣先に到着すると早速職場見学が開始されます。職場見学では派遣会社の営業担当ではなく派遣先の人事担当が会社施設や仕事内容の説明をしてくれます。説明を一通り終えたあとは質疑応答を軽くおこない職場見学は終了です。

職場見学の際に注意してほしいことはその場で仕事の意思確認をしなければならない的な雰囲気になりますが、別にその場で答える必要はありません。職場見学後に派遣会社の営業担当へ就労意思を伝えるだけで良いのです。この際、派遣先の環境が合わなかったり仕事ができるか自信がなかったり少しでも不安なところがあれば嘘はつかずに営業担当へ相談するようにしましょう。ざっくりとこのような感じで職場見学はおこなわれます。

職場見学だからといって気は抜かないこと

派遣 事前面談

派遣の事前面談は禁止になっており、派遣先が派遣社員を特定する行為は禁止されています。職場見学は法律上容認になっているとはいえ、職場見学で仕事の説明だけで終わるはずがありません。まるで面接か思わせるように派遣先の担当者からバシバシ矢の如く質問が飛んできます。

この時、あたふたしていたら「コミュニケーションが苦手な人」というレッテルを貼られてしまいます。また派遣先の担当者への自己紹介と挨拶はハキハキとするように心がけてくださいね。第一印象は3秒で決まると言われますから、派遣会社の営業担当にも派遣先の担当者双方に良く思われる立ち振る舞いで職場見学に臨むとよいでしょう。

職場見学では人間性の本質を見られる

派遣 事前面談

派遣法で派遣社員の特定行為は禁止されていますが職場見学で不採用になることは、しばしばあります。なぜなら雇用元の派遣会社の営業担当が採否の判断をすれば法律上は問題ないからです。若干グレーではありますが、派遣会社によっては職場見学を”選考”としているところもあります。

したがって、もし職場見学の際に貴方が派遣先への紹介者として相応しくないと判断をすれば当然不採用にします。職場見学で派遣会社から不採用にされない為に①会話のキャッチボール②礼儀・マナーは特に意識する方が良いです。特に派遣会社の営業担当は職場見学の際に人間性の本質部分を注意深く観察して採否の判断をするのでこれらが出来ていれば、ほぼ問題なく派遣会社の選考は通過し晴れて合格できるようになるでしょう。

【よくある質問】
・今までの仕事の経験
・黙々と作業するのが好きかチームで協力しながら進める仕事が好きか
・暑い(寒い)環境は気になるか
・残業にはある程度協力できそうか…など

派遣社員の採用はスキルよりもどちらかというと人間性を重視した採用になるので多少プライベートに踏み込んだ質問もされる可能性が高いので、抑えておくとよいでしょう。

自分からも質問したほうがいいの?

派遣 事前面談

先ほど職場見学の際に派遣会社の営業担当は貴方の人間性の本質的な部分を観察していると説明しました。具体的に言えば挨拶など社会人としての立ち振る舞いや、派遣先の担当者の説明を聞く姿勢などです。もっと細かくいえば派遣先の担当者の説明に興味・関心を傾けているかも重要な判断材料になっています。そのため「自分から積極的に質問した方が良いか?」という問いには無論そのようにしてくださいと私は回答します。

それでは何故自分から質問をすることが大事なのかと言うと主に2点です。まず1点目は仕事内容に興味を持って説明を聞くことができる人は質問ができる人が多い傾向にあります。質問をすることによって派遣会社の営業担当にヤル気をアピールしましょう。

次に2点目は質問ができる人は分からないことがあってもそのままにしない人が多いので派遣先とのトラブルが少ないです。派遣社員が初出勤からまもなくして「仕事が難しくて合わないから辞めたい」といった相談を営業担当にすることが多々ありますが、その際に「仕事を教えてくれない」などの不満が挙げられます。

しかしよくよく様々な人にヒアリングをかけていくなかでそのように言う人は分からないことを素直に聞くことができないという人が多いのです。自分から積極的に質問ができる人は早い段階で職場や仕事内容に順応することができるので安心感があります。したがって派遣会社の営業担当や派遣先の担当者双方に安心感を与えるために自分から積極的に質問することを心がけるようにしましょう。

まとめ

派遣先の事前面接は禁止されていますが、職場見学に進んだからといって気の緩みは禁物です。派遣会社の営業担当が貴方を派遣先に紹介していい人材なのか見極めは職場見学の日程調整の段階から既に始まっています。

「連絡のレスポンスはとにかく早く」「職場見学当日は清潔感ある身だしなみで」「明るく元気にハキハキ喋る」この3つを意識するだけで合格率は格段にアップします。派遣会社に登録したけど職場見学後の不採用通知で落ち込んでいる人は貴方自身に問題があるのかもしれません。思い当たるふしがある人は是非本記事を参考にしてみてくださいね。