派遣でお仕事を開始する前に必ず派遣先の職場見学が行われます。今まで派遣で働いたことのない方は「派遣先の職場見学ってなに?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では派遣先の職場見学について紹介をしていきます。まだ派遣で働いたことのない方は参考にしてみてください。
派遣でお仕事開始までの流れについて
派遣でお仕事開始までの流れについて紹介します。一般的に派遣でお仕事を開始するまで下記のような流れになります。

- 派遣会社にスマホで登録
- 派遣会社にて登録面談
- 派遣先の企業に職場見学
- 派遣会社・応募者双方で問題なければお仕事スタート
1~4までフランクな雰囲気で進むことが多いですが、実際2~3は派遣会社側で応募者を選考の振るいにかけていることが多いです。そのため、少し気を抜いてしまうと、派遣会社から不採用通知を言い渡されてしまうので注意しましょう。
派遣の事前面談は派遣法で禁止されている
派遣先の職場見学まで通過すれば、既にお仕事が決まったようなものだと勘違いする人も多いのですが、派遣会社がなぜ派遣会社が職場見学を選考の一環としているのかを説明します。理由としては、労働者派遣法で派遣先の事前面談が禁止されているからです。
労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、 労働者派遣契約の締結に際し、派遣労働者を特定することを目的とする行為 をしないように努めなければなりません。(労働者派遣法第26条第7項)
そのため派遣先のほうで応募者を不採用にすることはできないので、派遣会社側が本当に紹介して問題ない人なのかを判断します。
■派遣先は派遣労働者を特定する行為が禁止されている
例:事前面接/履歴書の提出/年齢の制限/性別/適性検査
派遣先における職場見学の流れについて
それでは派遣先の職場見学当日の流れについて紹介をしていきます。職場見学当日に関しては下記のような流れで進めていきます。

- 指定の場所に待ち合わせ
- 派遣先の職場&仕事の説明を受ける
- 職場見学終了後に派遣会社と軽い面談
- 現地解散⇒後日採否連絡がくる
職場見学を終了したら、派遣会社の営業担当と軽い面談が行われますので、もし少しでも「この派遣先で働きたくない」と感じたら、その時に派遣会社の営業担当に伝えるようにしましょう。

待ち合わせの際に遅刻や職場見学中に働きたくないオーラや発言はNGなので注意しましょう!
【採用基準】派遣会社の担当者が見ているポイント
職場見学後、あなたに就労の意思があったとしても派遣会社から採用と言い渡されなければ働くことができません。では派遣会社の営業担当が職場見学において、応募者のどのようなところをチェックしているのかを解説していきます。
職場見学では人間性の本質を見られる
派遣社員を採用する際は、スキルの高さよりも人間性を重視した採用になります。そのため職場見学でスキルの高い応募者がいたとしても派遣先へ紹介する者として、ふさわしくない場合は不採用にすることが多いです。
この人間性の部分に関しては、あらゆる質問によって総合的に判断がされます。そのため応募者の方は会話のキャッチボール・礼儀、マナーは最低限意識すると良いでしょう。
- 今までの仕事の経験
- 黙々と作業するのが好きかチームで協力しながら進める仕事が好きか
- 暑い(寒い)環境は気になるか
- 残業にはある程度協力できそうか…など
自分からも質問したほうがいいの?
「派遣先の職場見学で自分からも質問をしたほうがいいの?」と疑問に感じる方も多いと思いますが、分からないことがあれば積極的に質問をした方が良いです。言うまでもありませんが、派遣の採用ポイントは派遣会社の営業担当と応募者の間で、いかにコミュニケーションが取れるかというところが大きいです。
そのため分からないことを放置してしまう方よりも、疑問に感じたら質問をしてくれる人のほうが営業担当からすると安心感があります。そのためコミュニケーションが取りやすい方のほうが信頼関係を構築しやすいので、採用される可能性が高いといえるでしょう。
まとめ
この記事では派遣先の職場見学の流れや採用のコツについて紹介をしました。派遣で採用されるには、短時間で派遣会社の営業担当といかに信頼関係を構築できるかが非常に重要です。
信頼関係さえできてしまえば、仮に職場見学で「イメージと違ったから辞退したい」と思ったときでも、他のお仕事を紹介してくれる可能性が高いです。
派遣先の職場見学で不採用になってしまうことは、よくあることなので、最後まで気を抜かずに臨むようにしましょう。




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