郵便局のお仕事は世間一般的に、仕事の内容や収入が安定しているといった印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
しかし実際に働いている郵便局員の中には、入社前後のイメージとのギャップに悩みを持つ方も少なくはないようです。安定志向の方に人気のある職業ですが、仕事を辞めたいという気持ちに陥ってしまう原因はどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は郵便局を辞めたいと悩む人に向けて、その理由や異業種へ転職する際のおすすめの仕事、郵便局の仕事を続けるメリットとデメリットをまとめて解説したいと思います。
【郵便局を辞めたい】よくある理由・原因とは?
郵便局の業務を辞めたくなる原因は、一体どのようなものがあるのでしょうか?意外にも郵便局員の業務は厳しい部分も多く、次のような原因で辞めたい・異業種への転職を考えるケースも少なくないようです。
ここでは郵便局を辞めたいと感じている人の原因や心理について見ていきましょう。
営業のノルマが厳しいため
郵便局を辞めたいもっとも大きな理由のひとつには、年賀状やお歳暮、その郵便局が推している保険商品のセールスに厳しいノルマが課せられ、未達成では昇給や昇格に良くない影響を及ぼしてしまうということがあります。
元々、営業気質で「営業大好き!」「営業が得意!」という人でなければ、営業の仕事そのものが苦痛になるかと思います。
営業の仕事はノルマ達成ができている状態だと、自尊心が保たれて心理的に非常に良い状態ですが、未達のときは何だか周りから「給料泥棒と思われているのではないか…」と必要以上に自分自身を苦しめてしまう心理状態に陥ってしまいますよね。
またノルマを達成するために、自分自身で商品を購入・契約してしまう”自爆営業”も問題となってます。自分自身を守るために”自爆営業”をして、結果自身の収入に悪影響を与えてしまうのは、非常に悪循環ですよね。
したがって郵便局員のなかにはこういった営業の業務が肌にあわず、辞めたいと感じている方は多いのではないでしょうか。
人間関係が複雑であるため
郵便局の人間関係は、年功序列が一般的とされています。
そのため、自分自身がノルマを達成していたり、努力で得られた成果にかかわらず、どれだけ頑張って働いていても上司や先輩との立場が逆転することはありません。
若いうちにバリバリ働いて出世を目指したいと考える方の性格には合わない環境かもしれません。
またそのような野心家の方には物足りなさやストレスを感じやすい仕事であるかもしれませんね。
給料が良くないため
郵便局の世間からは「THE・安定」というイメージを強く持たれているかもしれませんが、実際は給料はそこまで高くないことが実態としてあります。
若手のうちは、どんなに頑張っても手取り20万円に満たないことはザラにあります。
どんなに頑張って働いても、年功序列の風土が高い環境と、年収のアッパーが見えてしまう感じが、働く側のモチベーション低下に繋がってしまうのは、大いにあるのではないでしょうか。
郵便局の仕事を続けるメリット・デメリットは何?
郵便局を辞めたいと思いつつも、正直転職をすることに不安を感じて、なかなか行動に移すことができないという方も多いと思います。
しかし転職をすることで、得られるメリットはあります。
当然、デメリットもあります。
そこで、こちらでは郵便局の仕事を続けていくメリット・デメリットを解説をしていきます。
これらを理解して後悔のない選択ができるようにしておくべきでしょう。
【メリット】まわりから信頼されやすい
郵便局のお仕事は世間一般からする「安定」「堅実」「真面目」など良い印象ばかりかと思います。また地域に根差したお仕事であるため、地域への貢献性は非常に高いのではないでしょうか。
地域の方々からの信頼が厚いので、人脈を構築したり、あとは第三者からみたとき仕事柄のイメージが良いので誠実そうに見えるといった点がメリットではないでしょうか。
【メリット】さまざまな分野の知見を増やしていける
郵便局のお仕事は保険商品・お歳暮・ギフトなど生活に密接に関わる知識を増やしていくことができます。
そのため、例えばですが、「相手に喜んでもらえるギフトは何だろう?」「自分にとって最適な保険は何だろう?」など身近な悩みを解決することのできる情報は常にインプットすることができますよね。
仕事で学んだ知識をお客さん以外に友人や家族に教えてあげることで、相手に喜んでもらうことができるので、自分自身+自分の周りの人の生活の質向上の役に立つことができるというのがメリットではないでしょうか。
【デメリット】厳しいノルマや人間関係でモチベーションの維持が難しい
郵便局の営業の仕事は自身の努力が必ずしも成果や昇格に繋がるとは限りません。営業の仕事はよほど自分自身が向いていると思わない限り、精神的にも辛くモチベーションの維持も大変です。
自分自身に向いていないと思いつつ我慢して働き続けるのは、キャリア形成を考えたときに、”ムダな時間”となってしまう可能性があります。
そのようにならないためにも、将来どのようになりたいのかをよく考えたうえで、郵便局の仕事を続けることがデメリットになるようであれば、自身のやりたい仕事をやるべきです。
【デメリット】将来性があるのか不安
現在は以前のように年賀状や手紙を相手に送るケースが少なくなってきました。この記事をご覧になっている方のなかには、年賀状を1度も出したことがないという人もいらっしゃるのでは?と思います。
仕事においても最近ではメールやクラウドサービスである程度のことは全てできるので、書類を郵送する機会も少なくなってきましたよね。(特にテレワークが普及してからは顕著に表れていると思います)
そのような時代の流れから、郵便局の将来性に不安視をする方も少なくないのではないでしょうか?今後もインターネット上のサービスの進化によって、書類や手紙、年賀状を郵送する文化は少しずつ失われていくと思います。
郵便局から転職!能力が活かせるおすすめの仕事とは?
郵便局から転職をしたいと考えているけど、実際にどのような仕事が合っているのか分からないという方は多いと思います。
そこで郵便局から他の仕事に転職をするときに、過去の職歴や強みを活かせそうな仕事をピックアップしてみました。これからの転職活動の参考にしてみてくださいね。
運送関係
運送の仕事は郵便局時代にも経験することがあり、まったく経験・知見のない異業種に就くよりも、比較的馴染みやすいメリットがあります。
郵便局時代の運送に関する業務では、時間厳守や安全とマナーを守る意識が強くあったため、運送関係への転職は安定したワークライフにつながる可能性が高いでしょう。
また近年ではネットショッピングの普及で、運送関係の会社の業績も伸びていると思われるので、将来性を考えて転職する際に参考にしてみてください。
営業
郵便局の営業はノルマがきつい割に自身の努力が給料に反映されないと不満をお持ちの方も多いと思います。しかし他の業界の営業では、自身の努力がそのまま給料に直結するといった仕事も多いです。
もし自身は「営業という仕事そのものは嫌いではない」という方であれば郵便局時代に得た営業経験を他の業界で活かすことができると思います。
さらにまた時代の流れで売りやすい商材の営業マンに転職することができれば、若いうちからバリバリ出世して、なおかつ収入アップにも繋がると思うので、検討してみてはいかがでしょうか。
事務や経理
郵便局でデスクワーク・窓口業務も多く担当されていた方であれば事務や経理に関する能力が身に付いていると思います。
事務や経理の仕事は、異業界でもニーズの高い仕事なので、転職活動をする際にそのような経験があると有利になります。
また事務や経理の業務経験があると言う方は、転職先の会社できっと即戦力として重宝されるのではないでしょうか。
本気で転職を考えている方は転職エージェントの利用がおすすめ!
転職エージェントは無料で転職をサポートしてくれるサービスです。具体的なサポート内容は次の通りです。
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現在の仕事を併行して転職活動を進めていくには効率よくスピーディーに進めていく必要があります。また1人で情報収集をするのは限界がありますので、そのようなときには転職のプロにお願いするのがベストです。
実際に転職活動をするときに多くの方が、転職エージェントを使用して転職活動を進めていますよ!
実際に効率よく内定を獲得するには何社くらい転職エージェントに登録するべき?
「転職エージェントは何社登録すべきか?」と疑問に感じる方も少なくないようですが、リクルートエージェントの調査で転職成功者の多くが複数の転職エージェントを利用していることがわかりました。(参考:リクルートエージェント『転職エージェントは何社利用するのが良い?』)
この調査結果では平均2~3社は登録しているという方が多いので、最低でも2社以上の転職エージェントを使い分けることがおすすめです。
なぜ、転職エージェントを複数使い分けるべきかというと、次のような理由があるからです。
- 転職エージェントによって求人情報が異なるのでキャリアの選択肢の幅が広がる
- 複数のキャリアドバイザーからアドバイスをもらうことで客観的な視点で転職活動ができる
- キャリアアドバイザーとの相性もあるので自分にあったキャリアアドバイザーと巡り合える
こういった理由から複数の転職エージェントを利用することを推奨しています。
転職エージェントに複数登録する際は、大手転職エージェントを中心に登録をするのがベスト!
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まとめ
郵便局を辞めたい、転職を考えた際には、自分が興味のある分野に意識を向けて転職活動を始めることがおすすめです。
自分が好きなこと・得意な分野で活躍できれば、郵便局時代のような辞めたい気持ちになることが少なくなり、やりがいを感じ、目標を持って働くことができるでしょう!
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